しばらく記事を書いていなかったので…GP500のデフォルトのPhysicsのお話。
まずはパワーの比較。単位はlb-ft(ポンド・フィート)です。MuZのデータは持っていないので省略。
車両 エンジン1-2-3
NSR500 66-70-72
YZR500 63-65-67
RGV500 62-64-67
KR3 55-58-60
NSR500V 52-54-56
計算すると分かるのですが、YZRとRGVは全然180馬力出ていません。MuZはエンジン3で73くらいかな?
次にグリップの比較。大まかにはタイヤの柔らかさ(たぶん大きい方が柔らかい?)と摩擦係数で決められています。
車両 柔らかさF-R-摩擦F-R
NSR500 0.5-0.7-5.4-4.9
YZR500 0.49-0.69-5.42-4.88
RGV500 0.5-0.7-5.32-4.9
KR3 0.5-0.68-5.4-4.85
NSR500V 0.5-0.7-5.4-4.9
ガンマのF摩擦係数が小さいです。切り返しは速いがブレーキングに弱い原因。YZRは特徴的です。
最後は旋回性と制動力、シャーシの硬さの比較。
車両 旋回性-制動力 スライドの大きさ-スライドの速さ
NSR500 1150-2300 -0.15-0.085
YZR500 1150-2300 -0.1-0.085
RGV500 1175-2300 -0.15-0.085
KR3 1170-2320 -0.15-0.08
NSR500V 1180-2330 -0.15-0.085
ガンマの旋回性は2・3気筒並の反則級の大きさです。これでF摩擦係数の小ささを補うようです。YZRはスライドが抑えられています。2・3気筒は制動力に優れます。
他にもたくさんのパラメータ(195個)があって、まだ未解明のものもいくつかあります。
NSR500Vは12000回転でピークパワーが来るように設定されていますが、実際のマシンは12000回転でピークパワーが来ず、10250回転くらいでピークパワーが来るようです。エンジン特性をだいたいそのままに、10000回転くらいでピークパワーが来るように修正したものもGP500 Physicsで配布しています。中低速のパンチが効いて多少戦闘力が上がります。